マンダリンオリエンタル東京「シグネチャー」(後編)
感動冷めやらぬうちに後編いっちゃいましょう。
まず、最初におことわりしておくのが、今回は通常のコースメニューとは違うってことです。肥田君のはからいで超豪華版(皿数が)になっていることをご了承ください。(自慢ぽくて失礼!)
豪華版なうえに、私と友人、それぞれ違う料理を出してくれちゃうパフォーマンス。
ああ、オリヴィエさん、忙しいのにありがとう。
そうそう、オリヴィエさんの料理を食べるのは今回が2回め。数年前に一度エノピンにお邪魔しているから(ああ、また自慢入ってしまった…)、それ以来の邂逅。
あの時はイタリアンだったから、今度はフレンチとしてどんな料理になっているのかしらん。それもとても楽しみだった。
さて、本題。
左縦列がわたくし、右縦列が同行のたーこちゃん、それぞれの軌跡です。
左がパスタをまとってカリっとさせたグルヌイユ。グルヌイユってカエルです。
右はサーモンのタルタル。
どちらもピリッとしたトマトソース。アミューズでグルヌイユって初めてかも。
帆立のポワレに極薄のトースト、根セロリ、レモンのソース。
冷たいきゅうりのスープに浮かぶ雲丹。その下には雑穀。じつに爽やか!
この帆立のポワレ、上に添えられてる極薄のトーストと貝柱が口の中で合わさると、貝柱の旨味、トーストの芳ばしさ、トーストにしみ込むバターのコクをレモンのソースがいいかんじにまとめていて、絶妙な味のバランス。早い話が美味しいんです。
1本とられました。
そして前菜は続く。前菜2皿め。
北海道産の冷たいトウモロコシのスープに浮かぶのはコンソメのジュレ、そしてズワイガニ。
赤座海老のポワレとパプリカのテリーヌ。ソースはカカオのソース。オレンジ色のパプリカのテリーヌの上にはカカオの粒が添えられている。いや、これですね、おもしろい料理でしたよ。カカオのソース=チョコレートのソースなんだけれども(甘くはない)、カカオの苦味が海老に寄り添ってるというか、絡まってるというか。新しい味なんだけど、ちゃんとフレンチなんですよね。
このあたりで腹5分くらいでしょうか。
エンジンがかかってきたところで、メインの魚料理。
スズキのポワレ。カリっとさせた生ハムとラタトウイユのミルフイユが添えられている。
ほうぼうにアーモンドをまぶして焼き上げたもの。
どちらも、素材の鮮度抜群。
ちなみに、こちらで供されるパンが美味しいこともお伝えしときます。
そして、かなり大量に摂取させていただきました。
パン食べすぎも手伝って、だんだんお腹がいっぱいになってきたところです。
でも、それがなんだっていうのでしょう。さあ、フィナーレ肉料理。

荏胡麻豚のポワレ、ズッキーニのフリット、ケッパーのソース。
豚好き(←わたし)にはたまりません。
柔らかくて甘みがあって、そして品格高い豚のお皿。
岩手産牛フィレのソテー。
かなりレアめでジュースイー。滴ってました。
これにて料理終了。
ご覧いただいたとおり、素材感溢れる現代的な料理。
調和のとれた美味しさで心安らかに食べられる、押しが強すぎないひと皿ひと皿が、とってもエレガント。
こういう抜群にいい素材を使った料理を食べると、やっぱり料理って素材だよねえと思いつつ、でもその良さを最大限引き出す料理人の力ってすごいなと思います。
オリヴィエさん、ご馳走さま!
料理の余韻に浸りながら、デザートへ。
まずアヴァンデセール。
シャルトリューズヴェールのジュレ。
食後酒的にキュっといただける、キリっとパンチの効いたジュレ。
お酒について勉強熱心な肥田君は、スイーツとお酒のフュージョンをかなり追求している人。
なもんだから、今回のこのジュレ、私の気持ち、よくわかってるねえ(笑)
そしてオオトリ、メインのデザート。
キャラメルのソルベ、ミルクチョコレートのしっとりとしたムース。そして柑橘系のソース。キャラメルのシャーベットの瑞々しい口どけ、ミルクチョコレートが舌の上でだんだん滑らかになっていく口どけ。
口どけって美味しさのひとつの要素だよなと思ったひと皿。
3点盛のほうは、パルフェ、ピンクグレープフルーツのジュレ、そして向こう側の背の高いものは「エスプーマ」使用のムース。
「エスプーマ」はスペインのエルブジで有名になった調理器具。炭酸ガスをソースに充填してふわっふわの泡にすることができる。
食べたの?食べてないの?という儚さ加減が素晴らしい。
どちらも、レストランでしか食べられない、テイクアウトでは絶対に食べることができない。だからこそできる技が随所に散りばめられたデザート。ライブで食べる醍醐味ですよね。
肥田君、ありがとう、また来ます!
ちなみに、通常のコースを食べた場合もすべて違うデザートが供されます。3人なら3種の、6人なら6種のデザートが。隣のマダム8人チーム、歓喜の声をあげておられましたですよ。
そして、プテイフール。
ハーブテイーを飲みながら、今度は仲間も連れてこなきゃねとか、今度親孝行するときに来たいね、なんてお喋りしているうちにもう早めの夕方になってしまった。
引き続き夜景タイムまで居座りたかったけど(←大迷惑…)、それはいつかのお楽しみにしておきましょう。
三越はただいま屋上ビアガーデン開催中。
こっちも気にならなくもない。
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そしてひと皿めの前菜。
























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