粋人気分で…山さき@神楽坂
土曜日の夜、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会主宰日本産清酒原産地呼称認定委員会専任テイスター育成セミナーを終え、向かった先は神楽坂の江戸料理「山さき」。
花街「神楽坂」で江戸料理。ちょっと粋で嬉しいなあ~。
飯田橋方面から神楽坂へ。甘味の「紀の善」を通り過ぎ、肉まんで有名な「五十番」も越えると毘沙門天。
この毘沙門天斜向かいのうどん懐石「鳥茶屋」から裏路地へと続く一角。このあたりは石畳がつづく神楽坂らしい街並み。
居酒屋「伊勢藤」やブルターニュ風そば粉のクレープ「ル ブルターニュ」手前、なんてことない事務所ビルの2階に「山さき」が。(ほんとうにさりげない入り口。見逃し要注です)
店内は16席という小体なつくり。清潔で温かみある内装。
冬場は「ねぎま鍋」などの鍋料理が人気でなかなか予約がとれないということですが、運よく4名で予約相成。
この日は看板料理の「ねぎま鍋コース 8,400円」。
ではでは乾杯。
1品目、海老、八つ頭の煮物 そして先付け5品(秀逸!)が登場。
(中央奥から時計廻り)
・桜海老とおろし大根
・紫花豆の含め煮
・牡蠣(ほの甘く煮付)
・のりしぐれ
・玉子焼き
江戸料理というと、もっと醤油が前に出ているイメージがありましたが、玉子焼きとのりしぐれ以外はお出汁がきいた繊細な味わい。
一転、玉子焼きは甘さもしっかり感じられる江戸前タイプ。のりしぐれは梅とあわせて濃く味つけがされています。この先付けひと皿のなかで淡~濃と楽しませてもらえます。
鯛のお刺身。
わたしは日本酒に移行。(九平次 純米吟醸 800円/1合)
他のみなさまは梅酒。
昔から梅酒って人気ありますが、最近も梅酒派の方、多いですよね。種類も増えてますし。
この日は女性4名の集まりですが、わたし以外の皆様は梅酒派。
日本酒呑みは1人寂しく片口で…。
引き続いては、メインの「ねぎま鍋」です。
左が「ねぎ、まぐろ、うどの笹がき」バージョン。
右が「ねぎ、まぐろ、クレソン」バージョン。
こちらでいただく鍋はすべてお店の方が御奉行となって仕切ってくださるので、食べるほうは待つのみ。
まぐろは1,5cm近くはありそうな分厚く切られたトロが1人4枚。
ねぎ以外の野菜類はわかめ、ウドの笹がき、せり、クレソンの4品目。
4部門に分かれて鍋は進行します
内訳は、まぐろ1切れ&ねぎ2ヶ+ねぎ以外の野菜類(わかめ、ウド、せり、クレソン)を1品目づ投入。
まぐろがパサパサにならないかと心配してしまうくらい、しっかりと火を通します。(それでもパサつかないほどの脂がのったマグロでした)
1回につき10分くらい煮込み、ようやくOKのようです。
一人一人の器によそってもらいます。
あー、やっと食べられる~。
まぐろに入っていた脂のサシが透明になっています。
この部分もプルプルになっていて美味美味。
別添えの黒胡椒がまたまぐろとよく合いました。
(九平次純吟の冷やともよく合いました!)
このような具合にじっくり時間をかけて繰り広げられるお鍋料理なので、血気盛んな食べ盛り君にはチトつらいシチュエーションかもしれませんねー。
締めは、鍋のお出汁をごはんにかける「汁かけごはん」。
キリっと炊き上がったごはんと汁をさらさらといただきます。
自家製栗蒸し羊羹。
栗のまわりに餡が絡みついてる装い。
甘さは抑えめ、食後にはちょうどよろしいです。
いやいや、お腹もいっぱい。
ごちそうさまでございました。
〆て1人1万円と小銭程度。
ねぎま鍋の他に冬場はふぐ鍋、鴨巌石(つくねのような)鍋なども。
冬以降は白魚鍋、貝鍋なども登場予定とのこと。夏場は鍋ではなく、焼き物などのコースになるそうです。
この日の夜は満席。神楽坂らしく着物を着揃えた、お茶かなにかのお集まり後のお姉様方の姿も。ちなみに、客層は女性14対男性2。男性陣、何処へ?
厨房内では店主である山崎さんが立ち働く姿も見えます。
お店の設えに現されてるような、清潔感溢れる雰囲気の女性です。
ワインの品揃えも豊富なので、今度はワインと鍋なんかも粋かな、なんて思いました…が、ごくごく個人的な希望としてはあまりにも美味しかった先付けを5品ではなく10品くらいにしていただいて、それを肴に日本酒かワインをじっくり呑めたら嬉しいなあ、なんて。
今様の江戸料理、大満喫の夜でございました。
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